タバコとリキッドを使用して蒸気を発生させるlil HYBRID(リルハイブリッド)ですが「リキッドに害はある?」「副流煙は子供に悪影響?」と気になる部分もあるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、リキッドは害のある成分を含みませんが、タバコはニコチンとタールを含み、副流煙は子供にも悪影響を与える可能性があります。
リルハイブリッドがもたらす健康被害を解説していくので、リルハイブリッドを使用している方も購入を検討している方も、参考にしてみてください。
目次
lil HYBRID(リルハイブリッド)の使用における健康上の注意事項を解説
lil HYBRID(リルハイブリッド)はリキッドだけでなくタバコも使用して蒸気を発生させる加熱式タバコです。
リルハイブリッド専用タバコにはニコチンとタールが含まれているので、リルハイブリッドを使用した場合の習慣性や依存性、そして健康面でのリスクについては知っておくべきでしょう。
ここからは、専用タバコや専用リキッドに含まれている成分について、またニコチンと一部の薬剤との関係性についても解説していくので、服薬中の方は特に注意してご覧ください。
リルハイブリッド専用タバコに含まれているニコチンとタールの量を解説
まずは、リルハイブリッド専用タバコ「ミックス」に含まれているニコチンとタールの量を解説していきましょう。
「ミックス」に含まれているニコチン量はフレーバーにより微差があり、実際に「レギュラー」であれば約0.518mg/本「アイス」であれば約0.514mg/本のニコチンが含まれていることが公表されています。
また、加熱式タバコにおいてはタバコ葉を加工するときに添加される粒子がタールいわゆる「ヤニ」と呼ばれることになるのですが、そのタールは紙巻きタバコよりも比較的少ないことが知られています。
リルハイブリッド専用リキッドに含まれている成分を解説
リルハイブリッド専用タバコがニコチンとタールを含んでいる一方で、リルハイブリッド専用リキッドは有害な成分を一切含んでいないと思われます。
実際にどのような成分が含まれているのかというと、食品や化粧品などにも含まれる安全性の高いものばかりで、アレルギーがある場合などを除きリキッドがもたらす健康被害は心配しなくても良いでしょう。
- プロピレングリコール(PG)
- 植物性グリセリン(VG)
- 香料
リルハイブリッド専用タバコと一部の薬剤との関係性を解説
タバコと薬剤を一緒に摂取した場合、薬剤の作用が増強あるいは減弱することがあります。作用が強く出すぎても作用が十分に出なくても、体にとって不都合が生じる可能性があるので注意が必要です。
中でも一部の薬剤(テオフィリン、クロザピン、ロピニロールなど)とニコチンには相互作用があることが報告されているので、服薬をしている喫煙者の方はかかりつけ医に相談してください。
また、禁煙するときやタバコ製品を他のタバコ製品または他のニコチン含有製品に切り替えるときも、投薬量の調整が必要となってくる場合があるので、該当する方は同じくかかりつけ医に相談しましょう。
lil HYBRID(リルハイブリッド)の使用や副流煙を避けなければいけない方
ここまでは、lil HYBRID(リルハイブリッド)のリキッドは有害成分を含んでいないものの、タバコがニコチンやタールを含んでおり、健康被害をもたらす可能性があることを解説してきました。
しかし、ニコチンやタールまた副流煙が健康被害をもたらすのは子供に限ったことではありません。ここからは、リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方を一覧にしてご紹介していきます。
副流煙を避けるべき理由と健康上のリスクについても解説していくので、喫煙者本人そして周囲の方々の健康面に配慮して安全にリルハイブリッドを楽しむために、是非参考にしてみてください。
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方:20歳未満の子供
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方の1つ目は、20歳未満の子供です。法律上も喫煙が許されない子供ですが、副流煙も避けた方が良いでしょう。
ここまでに解説してきたようにリルハイブリッドのタバコにはニコチンが含まれており、さらに副流煙には主流煙の約2.8倍のニコチンが含まれていることが報告されています。
20歳未満の子供は一般にニコチンに対する耐性を持っておらず、ニコチンによって吐き気・めまい・腹痛などの症状が出やすいので、子供が近くにいるときは喫煙を控えることをおすすめします。
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方:基礎疾患がある方
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方の2つ目は、基礎疾患がある方です。心臓病・糖尿病・てんかんなどの基礎疾患がある方は、リルハイブリッドを使用しないでください。
リルハイブリッドのタバコにも含まれているニコチンは交感神経系を興奮状態にする作用があり、その作用により心臓病・糖尿病・てんかんなどの治療に影響を与える可能性があります。
また、同様の理由からリルハイブリッドの使用や副流煙によって病状を悪化させるリスクもあるので、基礎疾患がある方の近くでリルハイブリッドを使用するのは控えた方が良いでしょう。
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方:妊娠中/授乳中の女性
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方の3つ目は、妊娠中または授乳中の女性です。妊娠または授乳している女性は、リルハイブリッドおよびニコチン含有製品を使用しないでください。
もしも妊娠または授乳している女性がリルハイブリッドの使用や副流煙によってニコチンを摂取してしまうと、胎児または乳児にまで悪影響が与えられる可能性があります。
また、ニコチンが与える悪影響など妊婦における医学的データは限られており安全性の評価が難しいので、身近に妊婦がいる場合はリルハイブリッドの使用を控えるなどより慎重な対応が必要となるでしょう。
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方:アレルギーがある方
リルハイブリッドの使用や副流煙を避けなければいけない方の4つ目は、アレルギーがある方です。
人によっては基礎疾患がなくても、リルハイブリッドの使用や副流煙からニコチンを摂取することで、腹痛・胸痛・咳・口渇・頭痛・倦怠感など様々な症状が出る可能性があります。
その中でもアレルギーの既往があり喘息を起こしたことがある方は、喘息発作やアナフィラキシーなど重篤な症状を引き起こすリスクが高いので、何らかの症状が出た場合はかかりつけ医に相談してください。
lil HYBRID(リルハイブリッド)の使用や副流煙による副作用を解説
ここまでは、lil HYBRID(リルハイブリッド)の使用や副流煙を避けなければいけない方々を挙げて、その理由や関連する健康被害について解説してきましたが、該当する項目はなかったでしょうか。
「基礎疾患やアレルギーの既往はないから、リルハイブリッドを使っても問題なさそう」と考える方も、比較的リスクが低いというだけ健康被害が全くないというわけではないので、油断は禁物です。
そして、リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用にどのようなものがあるかを知っておけば、何らかの症状が出たときに素早く対応できるはずなので、以下の記事も是非参考にしてみてください。
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用:消化器
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用の1つ目は、消化器の症状です。消化器とは、口腔や胃腸など食べ物を消化して栄養分を吸収する器官を指します。
リルハイブリッドを使用したり副流煙を吸ったりしてニコチンを摂取すると、口や喉の渇き・口内炎・歯肉炎・腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・食欲不振など様々な消化器症状が引き起こされることがあります。
また、口内炎・喉の痛み・喉の腫れなどの症状がある場合には、その刺激感がニコチンによって増大される可能性があるので、リルハイブリッドの使用を避けた方が良いでしょう。
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用:呼吸器
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用の2つ目は、呼吸器の症状です。呼吸器とは、鼻腔から肺までの呼気が通る器官であり、副流煙などの外気と接触する器官でもあります。
リルハイブリッドのタバコに含まれるニコチンは、喫煙者または副流煙を吸い込んだ方に、咳・息苦しさ・呼吸困難・喉の炎症など様々な呼吸器症状を引き起こさせるかもしれません。
また、呼吸器症状に使われる薬剤(テオフィリンなど)の服用とあわせてニコチンを摂取してしまうと、薬剤の作用が増強されて望まない効果をもたらす場合があるので、服薬にも注意が必要です。
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用:循環器
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用の3つ目は、循環器の症状です。循環器は、心臓や血管などから成り立ち、血液やリンパ液を体内で循環させるほか栄養分を全身に送る役割を果たしています。
リルハイブリッドのタバコが含んでいるニコチンは循環器にも影響を与えることが知られており、実際に胸痛・動悸などの副作用が報告されているほか、より重大な健康被害についても注意喚起されています。
そして、高血圧・心筋梗塞・狭心症・不整脈など循環器に疾患がある方は、ニコチンの摂取によって症状を悪化させたり治療薬に悪影響を与える恐れがあるので、リルハイブリッドの使用は控えてください。
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用:感覚器
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用の4つ目は、感覚器の症状です。目、鼻、耳のほかに皮膚などが感覚器として、副流煙などの外界の刺激を脳に伝えています。
リルハイブリッドを使用したり副流煙を吸い込んでしまったりすると、ニコチンの摂取によって鼻づまり・発疹・発赤・皮膚のかゆみなどの症状が出るかもしれません。
症状の原因が分からないまま、ニコチンとの相互作用がある鼻炎用の薬剤などを使用してしまうと、意図せず望ましくない作用が起こる可能性もあるので、服薬の前には専門家に相談するようにしましょう。
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用:神経系
リルハイブリッドの使用や副流煙による副作用の5つ目は、神経系の症状です。神経系の働きとして、中枢神経系と末梢神経系が体内における情報伝達を担っています。
リルハイブリッドのタバコを含むニコチン含有製品は、頭痛・めまい・倦怠感・眠気など神経系の副作用をもたらすことがあります。
ニコチンは神経系の1つである交感神経系を興奮させる作用を示すので、同様の作用を示す薬剤または反対の作用が期待される薬剤を服用している場合、リルハイブリッドの併用には注意が必要でしょう。
lil HYBRID(リルハイブリッド)専用タバコと他のデバイス専用タバコを比較
ここまでの記事では、lil HYBRID(リルハイブリッド)のタバコが含むニコチンが喫煙者本人また子供やその他周囲の人に与える悪影響などについて解説してきました。
紙巻きタバコと比べるとニコチンやタールなどの有害物質は少ないリルハイブリッド専用タバコ「ミックス」ですが、それでは他のデバイス専用タバコと比較するとどうなのでしょうか。
ここからは、アイコスイルマシリーズ専用タバコが含んでいるニコチンとタールの量を検証していきます。それらと比べて「ミックス」のニコチンとタールは多いのか少ないのか、是非確認してみてください。
リルハイブリッド専用タバコと他のデバイス専用タバコの比較:ニコチン
記事の前半でもお伝えしたように、リルハイブリッド専用タバコ「ミックス」はフレーバーによってわずかな違いがあるものの、タバコ1本あたり約0.514g~0.518mgのニコチンを含んでいます。
一方のアイコスイルマシリーズ専用タバコは、銘柄については公表されていませんが、タバコ1本あたり約1.07mgのニコチンを含んでいることが知られています。
大まかに計算すると、リルハイブリッド専用タバコはアイコスイルマシリーズ専用タバコの半分ほどのニコチンしか含んでいないことになり、人体に及ぼす悪影響は比較的少ないと考えられるでしょう。
リルハイブリッド専用タバコと他のデバイス専用タバコの比較:タール
続いては、リルハイブリッドとアイコスイルマシリーズで発生するタールの量はどう異なるのか、またどちらの方が健康上のリスクが低いのか解説しています。
加熱温度が高いほどタールは発生しやすいとされていますが、リルハイブリッドの加熱温度が約160℃であるのに対してアイコスイルマシリーズの加熱温度は約350℃とタールを発生させやすい傾向にあります。
そしてタールには発がん性物質が含まれているので、タールの発生量が少ないということは、リルハイブリッドはアイコスイルマシリーズよりも健康上のリスクが低いと言えるはずです。
【番外編】lil HYBRID(リルハイブリッド)より害が少ない電子タバコをご紹介
紙巻きタバコよりもニコチンやタールの量が少なく健康上のリスクが低いと考えられるリルハイブリッドですが、それ以上に有害物質が少なく健康に配慮できるのが電子タバコです。
電子タバコはタバコ葉を一切使用せずに専用リキッドを用いて発生させる蒸気を楽しむ製品で、日本国内で販売されている電子タバコ専用リキッドの多くはニコチンを含んでいません。
「副流煙による子供への健康被害は気になるけど、いきなり禁煙するのは難しい」と悩んでいる方は、今からご紹介する電子タバコを試してみてはいかがでしょうか。
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコ:ドクターベイプ2
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコの1つ目は、ドクターベイプ2です。
ドクターベイプ2は、ニコチン・タール・嫌な臭いを全く含んでおらず、どこでもいつでも吸うことができる新世代の電子タバコとして、市場を拡大しています。
ドクターベイプ2のデバイスの値段は通常9,400円(税込)ですが、今なら公式サイトを利用すると永久保証まで付いて3,980円とお得に購入することができます。
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコ:CHILLERS(チラーズ)
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコの2つ目は、CHILLERS(チラーズ)です。
チラーズは、ニコチン・タールが含まれていないポケットシーシャで、ミント・アップル・ミルクティなど様々なフレーバーが楽しめます。
てんちむがアンバサダーを務める話題の製品で、1本で約2,000回吸えるコスパ抜群のポケットシーシャです。
そんなチラーズは、公式サイトなら最大20%OFFで購入できますので、少しでも気になった方は今すぐ公式サイトをチェックしてみて下さい!
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコ:スラッシュ
リルハイブリッドより害が少ない電子タバコの3つ目は、スラッシュです。
スラッシュは、他の電子タバコと同様にニコチンもタールも含んでおらず、タバコ独特の臭いがしません。屋内や車内などで誰かと一緒のときも、場面を選ばずに使用することができるでしょう。
スラッシュは使い捨て電子タバコとして数多くのフレーバーを販売しており、値段は2,000円(税込)から3,980円(税込)まで様々ですが、初回購入は50%オフなど公式サイトではお得なキャンペーンも実施しています。
lil HYBRID(リルハイブリッド)がもたらす健康被害についての解説まとめ
この記事では、lil HYBRID(リルハイブリッド)のリキッドには有害な成分が含まれていないこと、リルハイブリッドのタバコが健康被害をもたらす可能性があることについて解説してきました。
リルハイブリッドのタバコは比較的少ないながらもニコチンやタールを含んでいるので、喫煙者本人だけでなく副流煙を吸い込んだ他者にまで副作用などの健康被害をもたらす恐れがあります。
副作用が重大化する恐れは子供や基礎疾患がある方に限らないので、万が一のときにも適切な対処ができるように最低限の情報を取り入れて、安心・安全にリルハイブリッドを楽しんでください。