グローのニコチン量は0.46mg/1本でタールなし？

人気の加熱式タバコのglo(グロー)ですが、副流煙に含まれるニコチン量・タール量や、有害性が気になる方も多いようです。

結論から言うと、グローのタバコスティックに含まれるニコチンは0.46mgですが、タールなしで吸える訳ではないので、健康面が気になる方は留意しておく必要があるでしょう。

本記事ではグローに含まれるニコチン量・タール量に加えて、紙巻きタバコや他の加熱式タバコと比較した結果を解説するので、気になる方はぜひ最後まで参考にしてみてください！

glo(グロー)のタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量は少ない？具体的な数値を解説

glo(グロー)のタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量は多いのか少ないのか、具体的な数値がパッケージに記載されていないため、簡単には確認することができません。

まずは、公式サイトの記載や韓国の食品医薬品安全処による調査結果を元に、グローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量の数値を解説します。

「グローはニコチン・タールなしで吸えるかどうか」といった疑問に対しても回答するので、まずは健康リスクに関する全体像から確認していきましょう。

グローのタバコスティック1本あたりに含まれるニコチン量は「0.46mg」

BAT社の公式サイトでは、グローのタバコスティック1本あたりに含まれるニコチン量は「0.46mg」と発表しています。

紙巻きタバコと比較するとグローのニコチン量の方が少ないことため、ニコチンという部分に関してはグローの方が安全性の高いタバコと言えるでしょう。

しかし「数値が低いから」といって過度な喫煙を行うと、結果的に体内のニコチン量が多くなり、ニコチン中毒になる可能性があるので注意が必要です。

グローのタバコスティック1本あたりに含まれるタール量は「4.8mg」

韓国の食品医薬品安全処の調査により「グローのタバコスティックには1本につき約4.8mgのタールが含まれている」という結果が発表されました。

たばこのタールは、たばこを燃焼したことから生じる残留物です。gloTM(グロー)では、たばこは加熱されますが燃焼はしないので、たばこのタールは発生しません。

出典:glo公式サイト

公式サイトでは「グローはタールなしで吸える」という旨の宣伝が行われていますが、上記の調査によってタールの検出が認められています。

グローはタールなしで吸えるタバコではないため、発がん性のリスクが存在する点については十分に留意しておく必要があるでしょう。

グローのタバコスティックはニコチンなし・タールなしで吸うことは不可能

ここまで解説した内容から、グローのタバコスティックはニコチンなし・タールなしで吸うことは不可能であることが分かります。

したがって、グローの喫煙による依存性や発がん性のリスクは避けられないため、健康面を考えて加熱式タバコへ乗り換えようとしている方は注意しましょう。

タバコスティックを燃焼させない加熱式タバコでもニコチン・タールは発生するので、特に妊娠・授乳中の女性は「タールなしだから大丈夫」と誤解しないよう気を付けてください。

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glo(グロー)の煙に有害性はある？体や環境に悪い影響があるのかを解説

glo(グロー)の煙にどれほどの有害性があるのか、体や環境に悪い影響を及ぼす懸念があるのかは使用前にしっかりと確認しておきたいところです。

結論から言うと、グローのタバコスティックはニコチンやタールを含むので、喫煙者・受動喫煙者が健康被害を受けてしまう可能性は十分に考えられます。

続いては、グローのタバコスティックによる自分や周囲に及ぶ可能性のある健康被害のほか、グローのタバコが実現している有害物質の削減量について確認していきましょう。

グローの副流煙にはニコチン・タールが含まれるため体に悪い影響や害は少なからずある

グローのタバコスティックにはニコチンとタールが含まれていることを解説しました。したがって「副流煙にも体に悪い影響や有害性はある」と結論付けられます。

グローなどの加熱式タバコは一般的に「健康リスクが低い」イメージのあるタバコですが、副流煙に有害性がある以上は周囲への健康被害についても考慮しておく必要があるでしょう。

喫煙所・喫煙スペースなど許可された場所で使用するのはもちろんこと、より健康被害を受けやすい赤ちゃんやペットの近くで吸うことは絶対に避けてください。

グローはWHOの提唱する有害物質の9割削減に成功している

グローのタバコスティックは、世界保健機関のWHOが提唱する一酸化炭素・ホルムアルデヒドといった「優先的に削減すべき有害物質」の9割削減に成功しています。

しかし、健康リスクと有害物質の量は比例しません。言い換えれば有害物質が90％削減されたからといって、気管支などの病気やガンに罹患する確率が90％減るわけではないということです。

自分や周囲に健康被害が及ぶリスクはゼロではないため、喫煙する場所やマナーに加えて、使用するペースについては他のタバコと同様に気を付ける必要があるでしょう。

グローは環境に悪い成分も大幅にカットされている

グローはカナダ保健省の定める「HCI」という測定方法により、アセトアルデヒド・ホルムアルデヒド以外の有害物質がWHOの基準を満たすレベルまで大幅に削減されています。

HCIは国際標準化機構(ISO)よりも「タバコを吸っている状態」に近い方法で測定することから、より現実的で実際の数値に近い結果と言えるでしょう。

つまり、グローは空気中に放出する有害物質の量が少なく「環境そのものへの悪影響は少ないと認められたタバコ」だということです。

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glo(グロー)は他のタバコよりもニコチン量やタール量が少ないのか成分を比較！

glo(グロー)のタバコスティックには有害性があることを解説しましたが、次に気になるのは「他のタバコと比べてどうなのか？」という部分ではないでしょうか。

加熱式タバコはニコチン量・タール量の表示義務がなく、銘柄によってはパッケージを確認しても比較できないというケースも少なくありません。

続いては、グローと紙巻きタバコ・他の加熱式タバコに含まれるニコチン量とタール量を比較して、どちらが少ないのかについて詳しくお伝えします。

紙巻きタバコとグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量を比較

紙巻きタバコとグローの成分を比較してみると、特にニコチン量に大きな違いがあることが分かりました。

タールはタバコ葉が500℃前後で燃焼する際に大量に発生する有害物質ですが、500℃まで加熱できる加熱式タバコは存在しないことから、必然的にグローよりも紙巻きタバコの方がタール量は多くなるでしょう。

紙巻きタバコの場合はパッケージにタール・ニコチン量が記載されているので、成分量が気になる場合は少しでも数値の低い銘柄を選ぶのがおすすめです。

紙巻きタバコとグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量の比較一覧表

成分	紙巻きタバコ	グロー
TPM(mg/本)	46.9	26.1
水(mg/本)	15.1	12.1
ニコチン(mg/本)	2.02	0.46
グリセロール(mg/本)	2.34	3.02
プロピレングリコール(mg/本)	0.02	0.39
その他(mg/本)	27.42	10.13

加熱式タバコIQOS(アイコス)とグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量を比較

加熱式タバコIQOS(アイコス)に含まれるニコチン量は、グローのタバコスティックのニコチン量と比較して約2倍以上です。

アイコスのニコチン量は1.32mgと公式に発表されており、この数値も「紙巻きタバコに匹敵する吸いごたえ」に一役買っていると考えられます。

タール量に関する詳細なデータは見つかりませんでしたが、吸いごたえの強さからグローと同等かそれ以上のタール量が含まれていると推測できるでしょう。

アイコスとグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量の比較一覧表

成分	アイコス(12パフあたりの数値)
水(mg/本)	36.5
ニコチン(mg/本)	1.32
グリセロール(mg/本)	4.63

加熱式タバコPloom(プルーム)とグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量を比較

続いては、加熱式タバコPloom(プルーム)とグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量を比較した結果を確認してみましょう。

加熱温度の低いプルームは発生するニコチン量が0.02～0.04mgと少ないことが分かりましたが、グローのニコチン量は0.46mgなので、プルームの方がわずかにニコチン量が少ないようです。

高温加熱式タバコのグローやアイコスと比較するとタールやニコチン量は少ないのですが、タールなしの無害なタバコではない点には注意する必要があります。

プルームとグローのタバコスティックに含まれるニコチン量・タール量の比較一覧表

成分	プルーム(1パフあたりの数値)
水(mg/本)	0.4
ニコチン(mg/本)	0.02
グリセロール(mg/本)	0.7
プロピレングリコール(mg/本)	0.02

glo(グロー)のニコチン量・タール量が少ないタバコスティックの3つの選び方・吸い方をご紹介

「glo(グロー)は吸いたいけど、健康面のリスクも最小限に抑えたい」といった点に目を向けると、デバイスやタバコスティックをどう選ぶべきかも大きく気になるポイントです。

通常モードの加熱温度やタバコスティックの吸いごたえに注目することで、健康リスクを抑えた吸い方ができるようになります。

最後にグローのニコチン量・タール量が少ないタバコスティックの選び方を3つのポイントで紹介していくので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

ニコチン・タール量が少ないグローのスティックの選び方・吸い方①：加熱温度が低いデバイスで吸う

ニコチン量・タール量の少ないグロータバコスティックの選び方・吸い方1つ目は、加熱温度が低いデバイスで喫煙することです。

有害物質のひとつであるタールは加熱・燃焼温度が高くなるほど多く発生する傾向にあります。そのため、なるべく低温で加熱すればタール量を抑えて喫煙できるでしょう。

下記にグロー各デバイスを加熱温度の低い順にまとめているので、比較・検討する際はぜひ参考にしてみてください。

グローの各デバイス本体の加熱温度一覧

デバイス名	通常モード加熱温度	ブーストモード加熱温度
グロー・ナノ	240℃	なし
グロー・プロ	250℃	280℃
グロー・ハイパー	250℃	260℃
グロー・ハイパー・プラス	260℃	270℃

ニコチン・タール量が少ないグローのスティックの選び方・吸い方②：吸いごたえが強いスティックは避ける

ニコチン量・タール量の少ないグロータバコスティックの選び方・吸い方2つ目は、吸いごたえが強いスティックを避けることです。

吸いごたえが強いタバコスティックはニコチン量・タール量が多く、言い換えればマイルドな銘柄を選ぶことでニコチン量・タール量を抑えられます。

下記にグローで吸える銘柄を吸いごたえの強い順に紹介しているので、グロー銘柄を検討中の方はチェックしてみてください。

グロー公式が「吸いごたえが強い」としているタバコスティック一覧

タバコスティックの銘柄	対応デバイス名
ラッキー・ストライクシリーズ	グロー・ハイパー
クール・エックス・ネオシリーズ	グロー・ハイパー
ネオ・シリーズ	グロー・ハイパー
ケント・ネオスティック・トゥルー・シリーズ	グロー・ハイパー
ネオ・シリーズ	グロー・プロ・スリム／プロ／ナノ
ケント・ネオスティックシリーズ	グロー・プロ・スリム／プロ／ナノ

ニコチン・タール量が少ないグローのスティックの選び方・吸い方③：ニコチンゼロのスティックを選ぶ

ニコチン量・タール量の少ないグロータバコスティックの選び方・吸い方3つ目は、ニコチン・タールなしのスティックを選ぶことです。

タバコ葉の代わりに緑茶や紅茶の葉を使用した、ニコチン・タールなしのタバコスティックも市販されています。

しかし、基本的にはアイコスなど内部に加熱ブレードが搭載されたデバイスでしか使用できません。

一部でニコチン・タールなしのタバコスティックをグローハイパーで喫煙した方も居るようですが、公式が認める使用方法ではないので、故障の際は保証の対象外になる可能性がある点にご注意ください。

グローのニコチン量・タール量は少ない？紙巻きタバコ・他の加熱式スティックとの比較まとめ

この記事では、glo(グロー)のニコチン量・タール量の詳細と、紙巻きタバコや他の加熱式タバコスティックと比較した結果などをまとめて解説しました。

グロー公式サイトでは「タールなし」と記載されていますが、実際にはニコチン量0.46mg、タール量4.8mgが含まれることが判明しています。

ニコチン・タールなしの加熱式タバコではないため、グローを喫煙する際には適度なペースで楽しむように心がけましょう！