アイコスイルマシリーズを吸っていて「味がまずい」と感じ「もしかして寿命が近いサイン?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、アイコスの味がまずいと感じる原因の多くはデバイスの掃除不足によるものです。ただし、実際に寿命が近付いているケースもあるため、正しく見極めることが重要です。
この記事では、アイコスイルマの味がまずいと感じた場合の対処法や、寿命が縮むNGな使い方と寿命が近いサインについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
アイコスイルマシリーズの寿命はどのくらい?基本情報を解説

どの加熱式タバコデバイスにも寿命がありますが、アイコスイルマシリーズはどのくらいで寿命が来るのか気になるところです。
一般的に、アイコスイルマシリーズの寿命は長くても2年程度とされていますが「味がまずい」と感じた場合、原因は本体の寿命とは限らず別の要因が関係している可能性があります。
まずは、アイコスイルマシリーズの寿命の目安や、タバコの味がまずいと感じる原因といった基本情報から詳しく見ていきましょう。
【結論】アイコスイルマシリーズの寿命は1年~2年程度
アイコスイルマシリーズの寿命について、公式の発表はありませんが、一般的には1年~2年程度とされています。
主な理由はバッテリーや内部システムの劣化によるもので、公式のサポート期間が最長1年であることも、寿命の目安を示す根拠のひとつと考えられるでしょう。
ただし、寿命の長さは使用頻度や使い方によって変わるため注意が必要です。また「タバコの味がまずい」という現象に関しては、寿命ではなくデバイスの掃除不足が原因と考えられます。
アイコスイルマの味がまずい時は寿命ではなく別のサイン
アイコスイルマの味がまずいと感じた場合、本体の寿命ではなく、ホルダー内部にヤニ汚れが蓄積している可能性があります。
アイコスイルマ専用銘柄はタバコ葉が散らばりにくい構造になっているため、基本的に掃除は不要とされていますが、加熱時にヤニ成分が液状化してホルダー内に付着することがあります。
ホルダー内部に溜まった汚れはタバコ本来の風味や香りを損なう原因となるため、味がまずいと感じたら適切な方法で掃除を行い、改善するか試してみることが重要です。
アイコスイルマシリーズの味がまずいと感じた時の正しい掃除方法!

アイコスイルマシリーズを使っていて「味がまずい」と感じた場合は、デバイス内部を掃除すると風味が改善する可能性があります。
しかし、アイコスイルマは基本的に掃除不要とされるデバイスのため、どのように掃除をすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここからは、アイコスイルマシリーズの正しい掃除方法と、掃除する際の注意点を解説していくので、初めてメンテナンスに挑戦する方もぜひ参考にしてください。
アイコスイルマ本体の掃除に必要な道具
アイコスイルマのホルダー内部を掃除する際は、アルコール綿棒または「IQOS 3 DUO」用のクリーニングスティックを用意しましょう。
過去にIQOS 3 DUOを使用していてスティックが残っている場合は、イルマの掃除にも活用できます。持っていない場合は、公式オンラインストアで購入可能です。
また、純正品ではありませんが、アルコール綿棒はセリアやダイソーなどの100円ショップでも販売されているので、お近くに店舗がある方はぜひチェックしてみてください。
アイコスイルマ本体の掃除手順
アイコスイルマ本体のホルダーを掃除する際は、クリーニングスティックまたはアルコール綿棒で、内部を優しく拭き取ることが大切です。
スティックをホルダーの奥まで挿入したら、先端を軽く側面に当てた状態で、汚れを手前へ掻き出すようなイメージでゆっくりと引き抜きましょう。
上記の動作を繰り返し、ホルダー内部の側面に付着したヤニ汚れをすべて拭き取る工程を終えたら、アイコスイルマ本体の掃除は完了です。
アイコスイルマデバイスを掃除する際の注意点
アイコスイルマデバイスを掃除する際は、ホルダー内部の部品を傷つけないよう慎重に作業することが重要です。
ホルダーの奥にはスティックを加熱する「ヒーティングチャンバー」があり、スティックを強く押し込んだり、無理に動かしたりすると破損の原因になります。
また、アイコスは精密機器のため、水で濡らした綿棒の使用は避けてください。乾いた綿棒では汚れが落ちにくいため、必ず純正のクリーニングスティックかアルコール綿棒を使用しましょう。
アイコスイルマの寿命が縮むNGな使い方

アイコスイルマはバッテリーを搭載した精密機器のため、場合によっては知らないうちに本体の寿命が縮む使い方をしている可能性があります。
購入当初と比べて動作が不安定になった、バッテリーの持ちが悪くなったと感じる場合は、日頃の使用習慣を見直すことが重要です。
ここからは、アイコスイルマシリーズの寿命が縮むNGな使い方を4つのパターンに分けて解説するので、アイコスを長く快適に使うためにもぜひ参考にしてください。
寿命が縮むNGな使い方①こまめ過ぎる充電
アイコスイルマのバッテリー寿命を縮める原因のひとつが「頻繁すぎる充電」で、充電回数が増えるほどバッテリーの劣化は早まります。
たとえば、バッテリーが50%以上残っているのに、気になってすぐに充電するという方もいるかもしれません。しかし、リチウムイオンバッテリーは過剰な充電を繰り返すと消耗しやすくなるため注意が必要です。
理想的な充電のタイミングはバッテリー残量が20%~30%になった時なので、適切なタイミングで充電する習慣をつけることが、アイコスの寿命を延ばすことに繋がるでしょう。
寿命が縮むNGな使い方②充電しながら喫煙する
アイコスイルマを充電しながら使用すると、本体に過剰な負荷がかかり、寿命を大幅に縮める原因になります。
充電中にスティックを加熱するとバッテリーが高温になりやすく、特に高温状態で連続使用は、アイコス本体の内部回路に大きなダメージを与える可能性があります。
バッテリーの劣化を防ぐためにも、充電が完了するまで喫煙を控えた方が良いでしょう。どうしても充電中に喫煙したくなった際は、必ず充電ケーブルから本体を取り外して使用してください。
寿命が縮むNGな使い方③暑すぎる・寒すぎる場所での使用
アイコスイルマは精密機器のため、極端に暑い場所や寒い場所での使用は、バッテリーや電子回路の寿命を縮める原因になります。
例えば、夏場の車内にアイコスを放置すると、バッテリーの膨張・発熱しやすくなるため危険です。一方、寒すぎる環境ではバッテリーの性能が低下し、通常よりも充電切れが早くなる可能性があります。
アイコスが正常に動作する温度範囲は0℃~40℃とされているため、寿命を長持ちさせるためにも、極端な温度環境での使用・保管は避けるようにしましょう。
寿命が縮むNGな使い方④バッテリー切れのまま放置する
アイコスのバッテリーを空のまま長時間放置すると、充電機能そのものが低下し、最悪の場合は電源が入らなくなる恐れがあります。
リチウムイオンバッテリーの特性上、長時間放電状態が続くと内部の化学反応が進み、バッテリーの劣化が加速するため注意が必要です。
長時間使用しない場合でも、最低50%程度の充電を維持した状態で保管するのが理想的なので、時々バッテリー残量を確認して適度に充電すると長持ちしやすくなります。
アイコスイルマ本体が寿命かどうかを見極めるサイン

アイコスイルマの寿命が縮むNGな使い方を解説しましたが、もし当てはまる特徴がある場合、本体が寿命を迎えつつあるサインが出ている可能性があります。
例えば、うまく充電できないことが増えた、一度に吸える回数が減って物足りなさを感じるなどの場合は、バッテリーや加熱システムの劣化が進んでいるかもしれません。
ここからは、アイコスイルマ本体が寿命かどうかを見極める3つのサインをご紹介するので、ご自身のデバイスが当てはまっているかどうかチェックしてみてください。
寿命が近いサイン①ホルダーやチャージャーのバッテリー
アイコスイルマのバッテリーが劣化すると、正常に充電できなくなったり、フル充電してもすぐ電池切れを起こすことがあります。
例えば「チャージャーにホルダーをセットしても充電ができない」「フル充電にしてもLEDライトがオレンジ色に点灯する」といった症状が見られる場合は、寿命が近付いているかもしれません。
特に、オレンジ色のLEDライトは「充電切れ」のサインです。充電切れサインが頻繁に起こるようであれば、バッテリーの劣化が進んでいる可能性が高いでしょう。
寿命が近いサイン②規定の吸引回数まで吸えなくなる
アイコスイルマシリーズでは、1本のスティックで14パフ(もしくは6分間)吸える仕様ですが、バッテリーや加熱システムが劣化すると規定回数よりも少なくなることがあります。
また、フル充電時の連続使用回数は最大20本とされていますが、バッテリーの劣化が進むと、10本程度しか吸えなくなることも考えられるでしょう。
軽度の不具合であれば、デバイスのリセットを行うことで改善する可能性があります。それでも改善しない場合は、アイコスのカスタマーセンターへ相談するのがおすすめです。
寿命が近いサイン③LEDライトが赤点滅する
アイコスイルマ本体のLEDライトが赤く点滅する場合は、バッテリーや内部システムでエラーや不具合が発生しているサインです。
ただし、LEDライトの赤点滅はさまざまな原因が考えられ、必ずしも本体の寿命とは限りません。まずは本体をリセットして、再起動を試してみましょう。
何度リセットしても赤点滅が続く場合は、デバイスの故障が疑われるため、アイコス公式サポートセンターへ早めに連絡することをおすすめします。
アイコスイルマの寿命が近い場合は「IQOSケアプラス」を活用しよう!

アイコスイルマデバイスの寿命が近いと判断した場合は「IQOSケアプラス」の活用をおすすめします。
IQOSケアプラスに登録しておくと、デバイスが故障した際に交換保証などを受けられ、新品のアイコスを無償で受け取れる可能性があります。
最後に、アイコスの保証サービス「IQOSケアプラス」の基本情報や連絡窓口のほか、保証に関する注意点について解説するので、動作不良でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
IQOSケアプラスとは?
IQOSケアプラスは、公式サイトでアイコスイルマを製品登録することで利用できるサポート制度です。サービスに加入すると、以下の特典を受けられます。
- 本体の交換保証が6ヶ月から12ヶ月に延長
- 自損でも無償交換に対応
- 故障申請完了から24時間以内に新品が届く
例えば、LEDの赤点滅エラーが発生した場合でも、故障と認められた場合は新品のアイコスイルマと交換してもらうことが可能です。
IQOSケアプラスは本体を製品登録すれば無料で加入できる保証サービスなので、万が一のトラブルに備えて、ぜひ加入を検討してみてください。
IQOSケアプラスでは複数の相談窓口が用意されている
アイコスイルマの故障が疑われる場合、メール・チャット・LINE・電話のいずれかの方法で問い合わせることができます。
電話が苦手な方でも、メッセージ形式で気軽に問い合わせできる点が魅力です。ただし、受付時間は9:00~21:00なので、余裕を持って問い合わせましょう。
また、全国の主要都市にある「IQOSショップ」に故障したアイコスを持ち込み、スタッフに直接相談することも可能です。その場で交換対応を受けられる場合もあるため、近くに店舗がある方はぜひ検討してみてください。
保証期間を過ぎると有償での修理もできないため注意
アイコスイルマの保証期間は最長1年ですが、期間を過ぎると有償での修理対応も行われないため注意してください。
IQOSケアプラスは修理ではなく交換を前提とした保証のため、寿命が近いと思われるデバイスがある場合は、早めに問い合わせておくことをおすすめします。
交換対応が受けられなくなった場合は、公式サイトの「IQOSPHERE」に登録すると最大30%の割引が適用されるため、デバイスの買い替えを検討する際に活用すると良いでしょう。
アイコスイルマの味がまずいのは寿命?掃除方法やサポートの活用方法|まとめ
この記事では、アイコスイルマの味がまずいと感じたときの対処法や、寿命が縮むNGな使い方、保証サービスの活用方法について解説しました。
アイコスイルマシリーズの寿命は1年~2年程度ですが、味がまずい原因の多くはホルダー内の汚れなので、風味に違和感を覚えた際は正しい方法でメンテナンスしましょう。
また、本体の寿命が近く不具合が増えてきた場合は、公式のサポートを利用して新品と交換できるケースがあるため、保証を活用するためにも早めの登録を検討してみてください。
