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たばこコラム

葉巻は害だらけ?紙巻きタバコとどっちが体に悪い健康被害があるか解説

葉巻と紙巻きタバコの健康被害の違いを解説

紙巻きタバコから葉巻に乗り換える方も少なくないですが、両方を比べてどっちが体に悪いのかが気になっている方も居るのではないでしょうか。

結論から言うと、葉巻や紙巻きタバコはどちらも異なる健康被害を受ける可能性があります。「どっちが体に悪いか」というよりも、それぞれの健康被害の違いを把握する必要があるでしょう。

本記事では葉巻と紙巻きタバコの健康被害の違いや副流煙の悪影響、葉巻の特徴や楽しみ方をご紹介するので、健康リスクが気になる方はぜひ最後までご覧ください。

目次

葉巻や紙巻きタバコは害だらけ?喫煙によって起こりうる健康被害を解説

葉巻・紙巻きタバコによる健康被害のイメージ画像

葉巻や紙巻きタバコには依存性のあるニコチンや発がん性のあるタールが含まれているので、体の様々な場所に健康被害を受ける可能性があります。

肺がん・口腔がんの他に呼吸器系や心臓関連の疾患など、場合によっては命に関わるような病気になるケースもあるので、吸い過ぎには注意が必要です。

まずは葉巻や紙巻きタバコはどっちが体に悪いのかを考える上で重要な、喫煙によって起こりうる6つの健康被害から確認していきましょう。

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害
  • 肺がん
  • 口腔がん
  • COPD
  • 心疾患
  • 動脈硬化

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害①:肺がん

葉巻や紙巻きタバコのニコチン・タールで起こりうる健康被害1つ目は、肺がんです。

主に肺喫煙で楽しむ紙巻きタバコには、煙に含まれる有害物質や発がん性物質が肺に影響を与えることによって肺がんになる可能性があります。

喫煙者はタバコを吸わない人と比べて肺がんの罹患率が約4.4倍も上昇すると言われているため、吸いすぎには十分に注意しなければなりません。

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害②:口腔がん

葉巻や紙巻きタバコのニコチン・タールで起こりうる健康被害2つ目は、口腔がんです。

特に口腔喫煙で楽しむ葉巻は口の中が濃い煙で一杯になるため、紙巻きタバコと比較すると口腔がんになる確率が高いです。また、歯茎の血流が悪化して歯周病になるリスクもあります。

身近な健康被害として口臭の悪化なども挙げられるので、喫煙を楽しんだ後は歯磨きやうがいといった口腔ケアをこまめに行なってください。

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害③:COPD

葉巻や紙巻きタバコのニコチン・タールで起こりうる健康被害3つ目は、COPDです。

COPDとは慢性閉塞性肺疾患を指し、有害物質を含む煙を長期間吸い込み続けることで気管支に炎症が起こり始め、少しずつ呼吸機能が低下していきます。

COPDの苦しさは「常に溺れているような息苦しさ」と例えられており、喫煙者の約5人に1人が罹患すると言われているので、元々喘息などを持っている方は特に注意しなければなりません。

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害④:心疾患

葉巻や紙巻きタバコのニコチン・タールで起こりうる健康被害4つ目は、心疾患です。

喫煙によって血液がドロドロになったり善玉コレステロールが減ることによって動脈硬化を引き起こし、結果として虚血性心疾患など心臓に関連する病気が起こりやすくなります

1日あたりにタバコを吸う本数が増えるほど心疾患の発症率が高まるため、ヘビースモーカーの方は喫煙習慣を見直す必要があるでしょう。

葉巻や紙巻きタバコで起こりうる健康被害⑤:動脈硬化

葉巻や紙巻きタバコのニコチン・タールで起こりうる健康被害5つ目は、動脈硬化です。

前述のようにタバコの有害物質には血液をドロドロにする作用があるため、血管が詰まって動脈硬化を引き起こす可能性があります。

動脈硬化は脳梗塞や心疾患といった命に関わる病気を引き起こすきっかけにもなるため、生活習慣の改善と共に喫煙ペースを減らしていく必要があるでしょう。

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葉巻と紙巻きタバコどっちが体に悪い?健康被害を比較して違いを分析

葉巻・紙巻きタバコの成分分析のイメージ画像

葉巻と紙巻きタバコで起こりうる健康被害を紹介しましたが「結局どっちが体に悪いの?」と感じた方も少なくないでしょう。

結論から言うと葉巻と紙巻きタバコは吸い方と有害物質の量に違いがありますが、どっちが体に悪いというよりも、どちらも体に悪いので注意をするべきです

続いては葉巻と紙巻きタバコはどっちが体に悪いのか、それぞれの健康被害を比較して違いを2つのポイントに分けて解説します。

葉巻と紙巻きタバコの違い
  • 吸い方(口腔喫煙・肺喫煙)
  • 有害物質の量

葉巻と紙巻きタバコの健康被害の違い①:吸い方

葉巻と紙巻きタバコの健康被害はどっちが体に悪いか比較したポイント1つ目は、吸い方です。

紙巻きタバコは基本的にタバコの煙を肺に入れる吸い方が主流なので、気管支などの呼吸器系の病気や肺がんのリスクが高まる傾向にあります。

一方で、口腔喫煙が基本となる葉巻は煙が喉まで入ることが多いため、口腔がんや歯周病に加えて咽頭がんのリスクが上昇するなど、罹患する場所が違う点に注意しましょう。

葉巻と紙巻きタバコの健康被害の違い②:有害物質の含有量

葉巻と紙巻きタバコの健康被害はどっちが体に悪いか比較したポイント2つ目は、有害物質の含有量です。

基本的に紙巻きタバコよりも葉巻の方が太く長いので、葉巻の方がニコチン・タール量が多い傾向にあります。

紙巻きタバコと葉巻のニコチン量(1本あたり)
  • 紙巻きタバコ:約13.7mg~23.2mg
  • 葉巻:約5.9mg~335.2mg

ニコチン・タール量は葉巻の方が多いものの肺喫煙と口腔喫煙で摂取量が異なるので、どちらも体に悪いリスクがあることを念頭に置く必要があるでしょう。

葉巻や紙巻きタバコの副流煙による健康被害について解説

葉巻・紙巻きタバコの副流煙のイメージ画像

葉巻や紙巻きタバコで健康被害を受けるのは、喫煙者本人だけではありません

タバコの先端から発生する煙や喫煙者の口から吐き出された副流煙は、周囲の人へ健康被害を及ぼします。特に家族への健康被害が気になる方も多いでしょう。

続いては葉巻や紙巻きタバコの副流煙による具体的な健康被害について解説していくので、周囲の健康を脅かすリスクに不安を覚えている方はぜひ参考にしてみてください。

葉巻や紙巻きタバコの副流煙は主流煙よりも肺がん等のリスクが高い

実は葉巻や紙巻きタバコの副流煙による受動喫煙は、主流煙よりも肺がんや血流悪化などのリスクが高いことをご存知でしょうか。

主な理由として、主流煙は吸い口のフィルターが有害物質をいくらか濾過してくれることに対して、副流煙は発生した煙を直接吸い込んでしまう点が挙げられます。

結果として副流煙の方が有害物質を吸い込む量が多くなってしまうので、同じ空間で受動喫煙する人の方が大きな健康被害を受けてしまう点に注意しなければなりません。

主流煙と副流煙の有害物質含有量の違い

有害物質の種類 主流煙と比較した副流煙の含有率
ニコチン 2.8倍
タール 3.4倍
一酸化炭素 4.7倍
カドミウム 3.6倍
ベンツピレン 3.9倍
アンモニア 46倍
ホルムアルデヒド 50倍
ニトロソアミン 52倍

葉巻や紙巻きタバコの副流煙は子どもの発育にも影響を及ぼす

葉巻や紙巻きタバコの副流煙による受動喫煙は、子どもの正常な発育を阻害するリスクがあるので注意が必要です。

受動喫煙の環境下にある子どもは、副流煙を吸う機会が少ない子どもと比べて気管支炎や肺炎のリスクが1.5倍~2.5倍、虫歯のリスクは約2倍になることが分かっています。

また、アトピー性皮膚炎・低身長・知能低下・小児がん・白血病のリスクを増加させることが分かっているので、副流煙が子どもに届く状況で喫煙してはいけません。

葉巻や紙巻きタバコの副流煙による死亡事例も存在する

赤ちゃんや小さな子どもは、葉巻や紙巻きタバコの副流煙に含まれる有害物質の影響を強く受けやすいことも判明しています。

受動喫煙の環境下にあるこどもは、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが4.7倍になることが分かっており、取り返しの付かない事態を引き起こしかねません。

また、妊婦さんが受動喫煙すると流産のリスクも上昇してしまうので、身近な人への健康被害についてリスクを十分に把握しておく必要があるでしょう。

葉巻の煙を肺に入れてはいけない?特徴や楽しみ方をおさらい

葉巻の楽しみ方のイメージ画像

この記事を読まれている方の中には、葉巻を吸い始めたばかりで煙を肺に入れてはいけないのかどうかが気になる方も居るでしょう。

結論から言うと葉巻は紙巻きタバコよりも体への負担が大きいので、肺喫煙はおすすめしません。葉巻本来の楽しみ方である、口腔喫煙を試してみてください。

最後に葉巻の特徴や肺に入れてはいけない理由を紹介していくので、葉巻を吸い始めたばかりの方は楽しみ方の参考にしてみてください。

葉巻にはフィルターが付いていないので煙を肺に入れてはいけない

紙巻きタバコと違い葉巻にはフィルターが付いておらず、燃焼時に発生する有害物質が濾過されないため、煙を肺に入れてはいけないと言われています。

特にタバコに慣れていない方がいきなり葉巻の高濃度なタール・ニコチンを摂取してしまうと、高確率で頭痛や吐き気といったヤニクラを引き起こしてしまうでしょう。

葉巻を肺喫煙で吸うことも可能ですが、初心者の方は口の中で煙を転がすように楽しむ口腔喫煙からチャレンジしてみてください。

葉巻は元来香りを楽しむ高級な嗜好品として親しまれてきた

葉巻はタバコの中でも長い歴史を持っており、生まれた当初から「香りを楽しむ嗜好品」として親しまれてきました。製造方法は19世紀からほとんど変化していません。

高級な嗜好品という立ち位置なので、専用のシガーカッターで喫煙の準備をしたり、味を適切に保つためにある程度の湿度管理が必要となります。

肺喫煙を目的とする紙巻きタバコとは楽しみ方や目的が違うので、葉巻の美味しさを十分に堪能するには口腔喫煙の吸い方がおすすめです。

葉巻と紙巻きタバコどっちが体に悪い?健康被害の違いや副流煙の影響まとめ

  • 葉巻と紙巻きタバコはどちらも体に悪い
  • 葉巻と紙巻きタバコでは異なる健康被害リスクがある
  • 葉巻も紙巻きタバコも主流煙より副流煙の方が健康被害リスクが高い

この記事では葉巻と紙巻きタバコはどっちが体に悪いのか、具体的な健康被害の事例や副流煙による受動喫煙の健康リスクについて詳しく解説しました。

葉巻と紙巻きタバコはどっちが体に悪いのかではなく、どちらも体に悪いことを把握しておく必要があります。それぞれに異なるリスクがあるので吸い過ぎには注意しましょう

副流煙は主流煙よりも健康被害が大きくなるので、身近に非喫煙者や小さな子どもが居る場合は喫煙マナーや吸い方に十分気を付けてください。

この記事を書いた専門家
シーシャプレス副編集長
タバコはメンソール一択で生きてきた生粋の紙巻きタバコユーザー。しかしある日試しに吸ってみたアイコスの吸いごたえに感動し、今では加熱式タバコ・電子タバコなど幅広く味わっています。自身が加熱式タバコを好きになった経験を活かし、加熱式タバコの素晴らしさや選び方などためになる情報を発信していきます!
【書き出し】DV3(1-クライアント除外,2-ネオ書出除外)
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