シーシャの吸い方のコツとは？肺に入れる？肺に入れたらダメか解説

タバコ煙を水にくぐらせて喫煙する水タバコのシーシャですが、「興味はあるけど吸い方がよく分からない」「肺に入れるのはアリ？」といった吸い方の疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではシーシャ初心者にもわかりやすい吸い方のコツや、煙を肺に入れない理由などを詳しく解説していきます。

ヤニクラになった時の具体的な対処法や、シーシャの煙で楽しめるトリックなども合わせてご紹介するので、シーシャに挑戦してみたい方はぜひ最後までご覧ください！

シーシャとは？吸引時間や利用可能な年齢について解説

シーシャは「水タバコ」とも呼ばれる喫煙方法のひとつであり、紙巻きタバコや加熱式タバコとは異なり特殊な器具を用いてセッティングする必要があります。

海外の映画やドラマではシーシャの喫煙シーンが登場することがありますが、日本ではまだまだ普及しきれておらず、シーシャの仕組みや利用可能な年齢についてご存知ない方も多いようです。

まずはシーシャの仕組みや喫煙時間、年齢制限の有無といった基本情報から確認していきましょう！

シーシャは香りを楽しむ水タバコ

シーシャは炭の熱を利用して発生した煙を水にくぐらせて、水蒸気をパイプから喫煙する水タバコです。キック感や吸いごたえよりもフレーバーの香りを楽しむ喫煙方法と言えるでしょう。

また、紙巻きタバコは肺に入れる肺喫煙が一般的な吸い方ですが、シーシャは肺に入れない口腔喫煙で楽しむのが基本的な吸い方とされています。

肺に入れるタバコの吸い方に慣れているとシーシャの吸い方に違和感を覚える方も多いですが、実際に吸っていく内に肺に入れない理由が分かってくるのではないでしょうか。

シーシャは1回で1時間～2時間ほど楽しめる

シーシャは1回のセッティングで1～2時間ほど楽しめるので、リラックスして満足するまで喫煙できることが魅力のひとつです。

ライトな吸いごたえで香りや甘みを堪能できるシーシャは長時間の喫煙に向いており、専門のバーではお酒などのドリンクと一緒にシーシャの煙を楽しむことができます。

シーシャバーは「仕事に忙しい日常の中でゆったりとした時間を楽しめる」と評判なので、興味があればぜひお友達を誘ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

シーシャを吸えるのは20歳以上

シーシャはニコチン入りのタバコ葉を使用しているため、20歳未満の方は利用できません。

日本ではニコチン入りの製品の購入・使用に年齢制限があるので、紙巻きタバコと同じくシーシャも20歳未満の使用は法律で禁じられています。

したがってシーシャが吸える専門店でも年齢確認が実施されるので、運転免許証や保険証などの身分証明書を忘れずに携帯しておきましょう。

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初心者でもできる！理想的なシーシャの吸い方とコツ

シーシャは紙巻きタバコや加熱式タバコと比べて特殊な喫煙方法なので、「吸い方がよく分からない」という方も多いようです。

シーシャの吸い方にはいくつかポイントがありますが決して難しくはないので、何度か実際に喫煙すれば簡単にマスターできます。

ここからは初心者に向けてシーシャの吸い方とコツを段階ごとに詳しく解説していくので、シーシャに挑戦したい方は予習に役立ててみてはいかがでしょうか。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ①：マウスピースは上あごに向ける

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント1点目は、マウスピースは上あごに向けることです。

シーシャの水蒸気を吸い込むマウスピースを喉に向けてまっすぐ咥えると、ダイレクトに煙が侵入してくるので高確率でむせてしまうでしょう。

マウスピースは下から上あごに向かって斜めに咥えると水蒸気の勢いを抑えられるので、初心者の方はマウスピースの角度にも注意してください。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ②：深く深呼吸するように3秒～5秒ほど吸う

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント2点目は、深呼吸するように3～5秒ほど吸うことです。

シーシャはパイプを吸う時の勢いによって炭の温度が変化します。最初は加減が難しいですが、程よい勢いを保ちながら、3～5秒ほど深呼吸するように吸ってみましょう。

初心者の方は吸う時間が長過ぎるとむせやすくなるので、2～3秒に留めるように意識してみてください。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ③：煙は肺に溜めず吐き出す

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント3点目は、煙を肺に溜めずに吐き出すことです。

人によってはシーシャの煙を肺に入れる方も居ますが、初心者の方はむせやすいので最初から肺に入れるのはおすすめしません。

長くシーシャの煙を肺に入れるとむせる原因になるため、煙は肺に溜めずにすぐ吐き出すようにしてみてください。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ④：口を開け斜め上にゆっくりと煙を吐く

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント4点目は、口を開けて斜め上にゆっくりと煙を吐くことです。

煙を吐き出す時はロウソクを消すような細い息ではなく、寒い日に自分の手を暖めるような吐き方でゆっくりと水蒸気を押し出していきましょう。

少し斜め上に向かって吐くようにすると、気道が確保されて味や香りを楽しみつつ楽に水蒸気を吐き出せるので、ぜひ試してみてください。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ⑤：テンポよく繰り返す

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント5点目は、これまで紹介した吸い方をテンポよく繰り返すことです。

シーシャの煙を優しく吸って吐いてとテンポよく繰り返すことで、むせることなくフレーバーの味や香りを堪能できるでしょう。

あくまで一連の流れをテンポよくこなすことが重要です。勢いよく吸って吐こうとすると煙を肺に入れることになり、高確率でむせてしまうので注意してください。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ⑥：数回吸ったら休憩を設ける

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント6点目は、数回吸ったら休憩を設けることです。

シーシャはマイルドな吸い心地で長時間楽しめることが魅力ですが、長く吸い続けると体内や室内の一酸化炭素濃度が高まり過ぎて酸欠になってしまう可能性があります。

酸欠は頭痛・吐き気・目眩の原因になるので、シーシャを3～4回ほど喫煙したらドリンクを飲んだり新鮮な空気を吸ったりして休憩を挟むようにしましょう。

初心者向けのシーシャの吸い方とコツ⑦：むせる場合は吸い方・吐き方を変える

初心者におすすめのシーシャの吸い方やコツのポイント7点目は、むせる場合は吸い方や吐き方を変えてみることです。

これまで初心者向けのシーシャの吸い方をご紹介してきましたが、シーシャには他にも吸い方があるため、人によっては違う吸い方・吐き方が向いていることも考えられます。

自分なりの楽しみ方を模索するのもシーシャの楽しさのひとつなので、吸い方・吐き方の強さや長さを変えながら試行錯誤してみてください。

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シーシャの吸い方の注意点や対処法について解説

シーシャ初心者に向けて吸い方のポイントを解説してきましたが、体調や吸い方によっては「ヤニクラ」によって気分が悪化するケースもあります。

続いては、シーシャの吸い方の注意点や体調不良時の対処法を解説していくので、ヤニクラが心配な方は事前知識として頭に入れておくと安心して楽しめるでしょう。

シーシャを吸うことで起こりうる注意点やリスクを下記にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

シーシャの吸い方の注意点①：短時間で吸い過ぎると酸欠になる

シーシャの吸い方の注意点や体調不良時の対処法1つ目は、短時間で吸い過ぎると酸欠になることです。

紙巻きタバコと同じくシーシャでも一酸化炭素が発生するため、吸いやすいからといって短時間で喫煙しすぎると酸欠状態になってしまいます。

立ち上がった瞬間に目眩になる方も少なくないので、酸欠の症状を自覚したらシーシャを一旦ストップして、水分補給しながら休憩を挟むようにしてください。

シーシャの吸い方の注意点②：多量の飲酒は体調が悪化する

シーシャの吸い方の注意点や体調不良時の対処法2つ目は、多量の飲酒時は体調が悪化しやすいことです。

大量のアルコールを飲むと体が水分不足になり、ニコチンや一酸化炭素の血管収縮作用によって酸欠などのヤニクラを引き起こしやすくなります。

お酒の飲み過ぎ自体が吐き気や頭痛を誘発しますが、ヤニクラとの相乗効果で余計に体調不良が深刻化しやすい面もあるため、シーシャと一緒にアルコールを頼む場合は飲み過ぎに注意しましょう。

シーシャの吸い方の注意点③：一気に煙を吐き出すとむせやすい

シーシャの吸い方の注意点や体調不良時の対処法3つ目は、一気に煙を吐き出すとむせやすいことです。

シーシャは水蒸気を吸い込むことから気管を刺激しやすいため、勢いよく煙を肺に入れる・吐き出そうとすると、初心者の方は高確率でむせてしまうでしょう。

強く煙を吐き出すとフレーバーの香りも半減してしまうので、初心者の方は優しく水蒸気を押し出すようなイメージで味わってみてください。

シーシャの吸い方の注意点④：感染症のリスクがある

シーシャの吸い方の注意点や体調不良時の対処法4つ目は、感染症のリスクがあることです。

シーシャはパイプを咥えて喫煙することになるため、多人数で回し吸いをすれば唾液を通した感染症を引き起こす可能性もあります。

しかし、多くのシーシャバーでは一人ずつマウスピースが配られるので、安全面に配慮しているお店で楽しむ上での感染リスクはゼロに等しいと言えるでしょう。

シーシャの煙は肺に入れる？肺に入れたらダメ？

「シーシャは口腔喫煙で楽しむのが基本」と解説しましたが、本当に肺に入れたらダメなのか、肺に入れない理由があれば知りたいという方も居るでしょう。

結論から言うと、フレーバーの香りをメインに楽しむのが肺に入れない理由のひとつですが、煙をたくさん吐いて楽しみたい方は普通に肺喫煙することも可能です。

続いてはシーシャの煙を肺に入れない理由と、「シーシャは紙巻きタバコよりも害がやばい」と指摘している研究結果の詳細を解説します。

シーシャの煙を肺に入れない理由

シーシャで発生する煙や水蒸気を肺に入れない理由として、ニコチンやタールなどの有害性を減らすためという考え方があります。

しかし、シーシャの煙は水をくぐらせることで非常に軽くなっており、肺に入れないようにしていてもある程度は勝手に入ってしまいます。

健康面のリスクから肺に入れる煙の量を減らしたい場合は、口腔内に入れる水蒸気の量を減らすなど、自分なりに負担の少ない吸い方を研究してみてください。

紙巻きタバコと同じ肺に入れる吸い方は香りが半減する

シーシャの煙を肺に入れない理由として、味や香りが半減することが挙げられます。

例えば、葉巻を口腔喫煙するのも香りを楽しむためなので、煙を肺に入れない理由として納得できる方も多いのではないでしょうか。

このことからも、シーシャの煙は肺の奥まで入れようとせずに、口の中と喉や胸のあたりまで吸い込むようにするのがポイントです。

あくまでも煙を肺に入れない理由は香りをメインに楽しむためなので、思い切り煙を吐き出すことで満足感を得たい場合は、肺に入れる方法も遊び方のひとつと言えるでしょう。

シーシャは紙巻きタバコより害がやばいという研究結果がある

先ほど「有害性を減らすのが肺に入れない理由」と解説しましたが、実際にシーシャが紙巻きタバコよりも害が大きいと指摘している研究結果があります。

しかし、シーシャの有害性については研究が進んでいる途中であり、エビデンス同士で矛盾することも少なくありません。参考情報として、以下に各タバコの特徴を一覧で比較してみました。

	シーシャ	紙巻きタバコ	加熱式タバコ
喫煙形態	非燃焼	燃焼	非燃焼
タバコ葉の燃焼温度	～200℃	800℃～	約300℃
煙の温度	低温	高温	中～高温
ニコチン	含む	含む	含む
タール	少量・含む	含む	少量・含む
一酸化炭素	炭の燃焼時に発生	タバコ葉の燃焼時に発生	発生しない
フィルター	水	多孔質の乾式	多孔質の乾式

シーシャと紙巻きタバコでは喫煙頻度が異なるので単純な比較は難しいですが、タバコ葉は燃焼時に多量のタールや有害物質が発生しています。

これらの比較結果からも分かるように、燃やさずに吸うシーシャの方が有害物質が少ないことは間違いないでしょう。

シーシャの煙で技(シーシャトリック)を楽しもう！

シーシャは吸って吐くだけでも楽しい喫煙方法ですが、実はシーシャの濃い煙を出す方法を知ることで、シーシャトリックと呼ばれる様々な形の煙を出すことも可能です。

トリックに必要な濃い煙を出すには、炭の量を増やして温度を上げる・フレーバーを混ぜる・煙量の多いフレーバーを選ぶなどの方法が挙げられます。

最後にシーシャの煙で繰り出せるシーシャトリックを5つ紹介していくので、普通の吸い方で物足りなくなった方や周囲を驚かせたい方はぜひ挑戦してみてください！

シーシャの煙でできる技①：輪っか

シーシャの煙を使ったシーシャトリックの種類・出し方1つ目は、「輪っか」です。

まずはシーシャの水蒸気を肺に充満させるように吸い込み、ゆっくりと吐いて煙が濃くなっていくのを待ちます。煙が濃くなったら口を「お」の形にして、小刻みに吐いてみましょう。

口の開き方や息を吐く強さがポイントになるので、キレイな輪っかが出るように何度も練習してみてください。

シーシャの煙でできる技②：輪っかの中に輪っかを通す

シーシャの煙を使ったシーシャトリックの種類・出し方2つ目は、輪っかの中に輪っかを通す技です。

先ほどの輪っかを作る技の応用編で、最初に作った輪っかの中に一回り小さな輪っかを通します。まずは確実に連続で輪っかを作れるように練習を重ねましょう。

先に作った輪っかに追いつくように2個目の輪っかを「小さく早く飛ばす」必要があるので、口の開け方やブレスコントールを自由自在に操れるよう練習してみてください。

シーシャの煙でできる技③：くらげ

シーシャの煙を使ったシーシャトリックの種類・出し方3つ目は、「くらげ」です。

輪っかを作って手で押すようにして前方へ流した後、輪の中心にシーシャの煙を吹きかけるとリングの周囲に膜が張られて、くらげのように空中をふわふわと漂います。

くらげの傘を作るための2回目の煙を強く吐くと輪っかの形が崩れてしまうので、口を開けて優しく押し出すように吹きかけてみてください。

シーシャの煙でできる技④：ドラゴン

シーシャの煙を使ったシーシャトリックの種類・出し方3つ目は、ドラゴンです。

ドラゴンは口の両端と鼻孔の4箇所から一気にシーシャの煙を放出する派手な技ですが、見た目の割に難易度は低めで、周囲のウケも抜群なのでぜひマスターしましょう。

まずはしっかりとシーシャの水蒸気を肺に入れて、唇の中心は閉じたままで両端を開きます。口の両端から煙を出せるようになったら、同時に鼻からも放出してみてください。

シーシャの煙でできる技⑤：竜巻

シーシャの煙を使ったシーシャトリックの種類・出し方5つ目は、竜巻です。

机など平らな場所にシーシャの煙を停留させたら、手で上空へ巻き上げるようにして竜巻を作ります。まずは口に溜めた水蒸気を机の上に広げるようにゆっくり吐き出してください。

煙の層が消えない内に手の平を下に被せるようにして、一気に上に振り上げると竜巻が発生するので、ぜひチャレンジしてみましょう！

シーシャの煙は肺に入れるとやばい？肺に入れない理由や吸い方・コツの解説まとめ

この記事ではシーシャの煙を肺に入れない理由や、吸い方のコツや注意点について詳しく解説しました。

シーシャは主に香りや味を楽しむ嗜好品であることが煙を肺に入れない理由ですが、シーシャトリックを練習する際にはシーシャの煙を肺に入れることもあります。

シーシャは長い時間をかけて楽しめる喫煙方法ですが、一酸化炭素による酸欠などのヤニクラを引き起こしやすいデメリットもあるので、適度な休憩を挟みながら喫煙するようにしましょう！