使い捨てライターの使用を止めてジッポを買ってみたはいいものの、実際にジッポを使ったことがないため「火がつかない」と困っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ジッポは「勢いよくフリントホイールを下方向に親指で弾く」と簡単に火が付きます。
この記事ではジッポの付け方のコツやオイルの入れ方、かっこいい開け方、ジッポの掃除方法について解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【基本的な使い方】ジッポの開け方・火の付け方・消し方のコツを詳しく解説
ジッポを付けるのは難しいと思っていませんか?
ジッポの付け方のコツは「素早くホイールを回すこと」です。動作自体は簡単なので、基本的に慣れれば誰でも簡単に火を付けられるようになります。
ここでは、ジッポの開け方・火の付け方・消し方のコツを解説していきます。
また、購入したばかりのジッポにはオイルが入っていないため、最初にジッポにオイルを入れる必要があります。まだオイルを入れていない方は本記事内の「オイルの入れ方」を参考にしてください。
開け方・付け方:フタを開けてフリントホイールを回す
オイルが入っていることを確認したら、フタを開けてホイールを下方向に回すだけでジッポは着火します。
ゆっくり回すと火花の散り具合が悪くて着火しないため、勢いよく親指で弾くくらいの感覚でホイールを回すのが火を付ける時のコツです。
初めてオイルを入れた直後であれば、少し時間を置いてオイルがライターの芯に浸透するまで待ってから火を付けましょう。また、手でジッポ本体を温めると早い時間で浸透させることができます。
消し方:火が付いたままフタを閉じる
ジッポはフタが開いている間、ずっと燃え続けます。そのため、火を消す際は火が付いたままフタを閉める必要があります。
ゆっくりフタを閉めるとなかなか火が消えずに熱く感じる恐れがあるので、火の消し方のコツとしてはフタを「一気に」閉じることです。
また、長い間火を付けたままにしておくとジッポ本体が触れなくなるほど熱くなって火傷する危険性があるため、ジッポ使用の際は火を付けっ放しにしないよう気を付けてください。
【ジッポを買ったらすること】オイルの入れ方と注意点を解説
あなたは「ジッポを買ったらすること」と聞いて何を思い浮かべますか?
結論として、新品のジッポはオイルが入っていないため、最初にオイルを入れる必要があります。
オイルが空であると気付かずに「ジッポの火がつかない」とお困りの方でも、基本の4ステップで完了するオイルの入れ方を覚えれば、簡単にジッポにオイルを入れることができます。
ここでは「ジッポへのオイルの入れ方」と「ジッポにオイルを入れる際の注意点2つ」を解説していきますので参考にしてみてください。
オイルの入れ方は4ステップ!手順を簡単にご紹介
最初に、ジッポのオイルを入れる際に使用する「マイナスドライバーや爪楊枝など細長いもの」と「ジッポオイル」を準備する必要があります。
ジッポはジッポオイル以外のオイルを使用すると故障する恐れがあるため、確実にジッポオイルを用意しましょう。ジッポオイルは基本的にコンビニや100円ショップ、ホームセンター、ドラッグストアでも販売されているのでお近くの店舗で購入してください。
ジッポオイルの準備ができたら以下の手順でオイルを入れましょう。
- オイル缶の注入口をマイナスドライバーで立ち上げる
- ライター本体からインサイド・ユニットを取り出す
- インサイド・ユニットの底のフェルト・パッドをめくる
- 中の綿にオイルを注入する
また、以下の記事で詳しくジッポオイルの入れ方を解説しているので、オイルを入れるのが不安だという方はぜひチェックしてみてください。
注意点①:火気の近くでオイルを入れない
ジッポオイルは引火性の液体であり、危険物質です。必ず最初に、近くに火気がないことを確認してからオイルを入れるようにしてください。
ジッポオイルは火気の近くや高温な場所で爆発する危険があるため、ジッポにオイルを入れる際は屋外や換気の良い場所で行いましょう。
また、オイルを入れる際はタバコの火によって引火する恐れがあるので、基本的にタバコを吸いながら作業しないように十分気を付けてください。
注意点②:手や衣服にオイルが付着したらすぐに洗い流す
オイルが衣服・皮膚に付着した場合は速やかにオイルがかかった衣服を脱ぎ、石鹸と水で洗ってよくすすいでください。
オイルが皮膚に付着して炎症を起こす恐れがあるので、基本的に皮膚に刺激を感じたら早い段階で医師に相談しましょう。
また、夏の暑い日にジッポをポケットに入れておくと、ポケット内で温度が上がって蒸発したオイルがジーンズを貫通して皮膚に付着することもあるため、皮膚にオイルがつかないようジッポは専用のポーチなどに入れて持ち歩くといいかもしれません。
皮膚(または髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類をすべて脱ぐこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。
皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。出典:Zippo公式サイト
ジッポの掃除方法を詳しく解説
「ジッポの掃除方法は難しそうだから」や「ジッポの掃除はめんどくさそうだから」という理由からジッポの掃除をついつい後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、ジッポの掃除は3つの行程で完了するため思っているより非常に簡単で、隙間時間に行えます。
ここでは、ジッポの掃除方法について解説していくので、まずはお手元に「綿棒・ジッポオイル・ティッシュ」を用意してください。
- インサイド・ユニットを引き抜き表面の汚れを拭く
- フタやケースの中を綿棒で掃除する
- 掃除で使用したオイルが蒸発するのを待つ
掃除方法①:インサイド・ユニットを引き抜き表面の汚れを拭く
最初に、ライター本体のフタを開けてインサイド・ユニットをゆっくりと引き抜きます。
次に、インサイド・ユニット表面の汚れをティッシュで拭きとります。汚れがしつこい場合は、オイルを入れる際に使用したものと同じジッポオイルをティッシュに染みこませて拭くのがコツで、汚れが格段に落ちやすくなります。
オイルは金属の表面に油膜をつくることで滑りを良くし、サビを防ぐ潤滑油としての効果があり、ジッポのお手入れには欠かせません。
掃除方法②:フタやケースの中を綿棒で掃除する
続いては、ケース内部とフタの汚れやススなどをオイルの染み込ませた綿棒で丁寧に落とします。火が付きにくい場合は、燃えカスや汚れが溜まっている部分を綺麗にすることで火が付きやすくなります。
汚れが溜まりやすいフリントホイール周りは、綿棒を使って隅々まで拭きましょう。
オイルを染み込ませたティッシュや綿棒は可燃性が高いため、できれば水に付けてから捨てるなどして取り扱いに気を付けてください。
掃除方法③:掃除で使用したオイルが蒸発するのを待つ
最後に、掃除で使用したオイルが完全に蒸発するのを待ってインサイド・ユニットをケース内に戻します。オイルの蒸発は早いため、短時間で掃除は終わるでしょう。
汚れを放置すると金属の表面に付着した汚れが深く浸透して取り除くのが困難になり、金属に傷がついて表面の光沢が失われてしまう恐れがあります。
ジッポの掃除は簡単にできてジッポを長持ちさせる効果があるため、目安として3ヶ月に1回くらいの間隔で定期的に行うのがおすすめです。
ジッポのかっこいい開け方・火の付け方をご紹介
フタの開け方やフリントウィールを回転させる際の動きに変化を付けるのがジッポトリックです。ジッポを使って火を付けるかっこいいテクニックは、誰しも憧れるのではないでしょうか?
結論から言うと、初心者であっても練習さえすればかっこいいジッポトリックが習得できます!
ここでは、難易度別にかっこいいジッポトリックを4つ厳選して動画付きでやり方を分かりやすく解説しているので、気に入ったものがあればぜひ習得してみてください。
【最初に挑戦!】薬指でフタを開けて火を付ける「Married Man(マリード・マン)」
最初に挑戦してほしいのは、薬指でフタを開けて火を付ける「マリード・マン」です。
マリード・マンはジッポトリックの中で最もオーソドックスでかっこいい技です。「基本的なフタの開け方と火の付け方」をマスターしたあなたなら簡単に習得できるでしょう!
フタの開け方が特徴的な技で練習中に誤ってジッポを落としてしまう危険があるので、周囲に燃えやすいものが無いかを確認してから挑戦してください。
- すべての指を丸めてジッポを握りこむ
- 薬指を伸ばす時にフタを開け、薬指を下すようにして着火
【初級編】回転させながら火を付ける「Spinning Wheel(スピニング・ホイール)」
マリード・マンが習得できたら次に挑戦してもらいたいジッポトリックは、ジッポを回転させながら火を付ける「スピニング・ホイール」です。
シンプルでスタイリッシな火の付け方が特徴的なスピニング・ホイールは、一見すると習得が難しそうに見えるかもしれませんが、やってみると意外に簡単にできます。
完璧に決められたら「かっこいい!」と言われること間違いなしなので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 親指と人差し指でジッポを横向きに挟む
- 薬指と小指は折りたたむようにして人差し指と親指でジッポの蓋を持つ
- 中指を押し付けるようにジッポを滑らせ、ジッポを回して着火する
【中級編】2回指を弾いて火を付ける「Double Snap(ダブル・スナップ)」
初級編のスピニング・ホイールができた方に次に挑戦してもらいたいのが、2回指を弾いて火を付ける「ダブル・スナップ」です。
指を鳴らしてジッポのフタを開け、再度指を鳴らしてフリントホイールを弾いて着火させるといった「素早さ」がかっこいいテクニックです。
フリントホイールを上手く回転させて自然に火を付けられるかどうかがポイントなので、繰り返し練習して一連の動作のスピードを速めましょう。
- ジッポを片手で持ち、もう片方の手で指を鳴らす準備をする
- 指を鳴らしたと同時にもう片方の手でフタを開ける
- ジッポを上向きにしてもう一度指を鳴らしてフリントホイールを中指で弾く
【上級編】クルクル回しながら火を点ける「Legally Blind(リーガリー・ブラインド)」
最後に、中級編の「ダブルスナップ」を習得した方にチャレンジしてもらいたいのが、ジッポを踊らせるようにクルクル回しながら火を点ける「リーガリー・ブラインド」です。
リーガリー・ブラインドは手の上でジッポを踊らせるようにクルクルと高速で回すという超絶技巧によるフタの開け方と火の付け方が特徴的で、今回紹介したジッポトリックの中で難易度が最も高くかっこいい技です。
スピードが速いため習得に時間がかかりますが、根気強く練習して習得してみてください。
- 親指・人差し指・中指でジッポを横向きに持ってフタを開ける
- 中指と薬指でフタを挟み、本体をぶら下げる
- 中指を引き抜き、ジッポをてのひらに近づける
- 親指の付け根でフリントホイールを弾く
- 中指と薬指でジッポを一回転させる
- 親指でフタを閉める
ジッポに関するよくある疑問を詳しく解説
ジッポを使っていると「昨日まで使えたのに今日は火がつかない」など日常的にジッポに関する様々な疑問がでてきてモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ジッポを使う上で最低限知っておいた方がいい知識は以下の4つが挙げられます。
- ジッポと合わせて用意しておくといいものは?
- ジッポの使用限度はどれくらい?
- 火が付かない時はどうすればいい?
- ジッポを使わない時の適切な保管方法は?
ここでは、ジッポに関するよくある疑問を4つピックアップして分かりやすくお答えしていきますので、ジッポに関して様々な疑問を抱いている方はぜひ参考にしてみてください。
疑問①:ジッポの購入と合わせて準備しておくといいものは?
ジッポは予めオイルが入っていないため「ジッポを買ったらすること」として最初にジッポオイルを用意しましょう。
フリントはジッポ本体に1本入っているため同時購入する必要はありませんが、消耗品なので早い段階で購入しておくのがおすすめです。
ちなみに、フリントの交換サインは「フリントホイールが回転しにくい」や「フリントホイールを回転させても火花がでない、火花の散りが少ない」などで、基本的にフリントは新品の状態で5mmありますが2mm以下になっていたら替え時です。
疑問②:ジッポはどのくらい使用できる?
ジッポは使い捨てライターと違って値段が張るので、最初のうちはどのくらい使用できるか不安に思う方もいるでしょう。
結論として、ジッポは基本的にとても丈夫で長持ちするライターだと言われており、発火石・オイル・芯の交換を定期的に行うことでジッポは他のライターとは比べものにならないほど長く愛用できます。
信じられないかもしれませんが、定期的にメンテナンスしていればジッポは一生使い続けることも可能なのです。
疑問③:ジッポが故障して火がつかないときはどうしたらいい?
ジッポの火が付かない場合は、以下の7点の原因が考えられるので参考にしてください。
- オイルが補充されていない場合は補充する
- フリントホイールが回らない場合はフリントを交換する
- 芯が黒くなっていたら黒い部分は切る
- 火花の量が少ない場合はスクリューを締め直す
- ウィックが新品の半分程度の長さになったらウィックを交換する
- フリントホイールが摩耗していたら交換する
- コットンが詰まりすぎている場合はほぐした上で再投入する
上記の異常がなかった場合は故障が考えられます。いくら頑丈なジッポでも使い続けるうちに何らかの原因で故障して火がつかないということも発生します。
実は、Zippo社には故障の程度や使用年数を問わず基本的に「無料」で故障したジッポを修理してくれるサービスがあるため、ジッポが故障した際は以下の連絡先に連絡してください。
疑問④:ジッポを長期間使わないときの保管方法は?
ジッポを保管するときに最も注意しなければならないのが、オイル漏れです。オイルが漏れて他に引火してしまったら大変危険なので、長期間保管する場合は基本的に中のオイルを蒸発させて空の状態にしてから保管しましょう。
一度オイルを蒸発させただけではジッポ内にオイルが残っている可能性があるため、時間をおいて何度か確認してください。
また、ジッポの素材によっては酸化・硫化する可能性があるため、なるべく空気に触れないようにするとジッポを綺麗な状態で保管できます。
ジッポの付け方のコツやオイルの入れ方・開け方などの基本的な使い方を解説まとめ
今回は、ジッポの開け方と付け方のコツやオイルの入れ方などのジッポの基本的な使い方や、ジッポを買ったらすること、ジッポの掃除方法などを解説してきました。
また、かっこいいジッポトリックを4つピックアップしてそれぞれのやり方も詳しくご紹介したので、ぜひ習得してみてください。
定期的にメンテナンスしたり、Zippo社の永久保証サービスを使って修理したりすることでジッポは長持ちさせられるので、喫煙のパートナーとして大切に扱いましょう。