紙巻きタバコは現在多くの種類が店頭に並んでいますが、長さやサイズが異なるものが存在することはご存じですか?
結論から言うと、紙巻きタバコはレギュラー・ロング・キング・スーパーキングの4種類に分けられ、紙巻きタバコ本体・フィルターの長さやタバコ葉・煙の量の違いによって、それぞれの長さの紙巻きタバコは「全く異なる味わい」になります。
本記事では紙巻きタバコの長さとそれぞれの違いについて解説していくので、お気に入りの銘柄を探している方はぜひ参考にしてください。
目次
紙巻きタバコの長さの種類を詳しく解説
実は、時代と共に紙巻きタバコの長さは変化してきており、以前一般的に流通していたサイズを合わせると全部で4種類の長さがあります。それぞれのサイズが何と呼ばれているかご存知でしょうか?
結論から言うと、紙巻きタバコのサイズはそれぞれレギュラー・ロング・キング・スーパーキングと呼ばれており、同じ銘柄であっても長さの違いによって、風味が絶妙に変わるといった特徴があります。
ここでは、長さが異なる4種類の紙巻きタバコの特徴と代表的な銘柄を詳しくご紹介していきます。
紙巻きタバコの長さの種類 | |
---|---|
レギュラーサイズ | 約7cm |
ロングサイズ | 約8cm |
キングサイズ | 約8.5cm |
スーパーキングサイズ | 約10cm |
【渋めの銘柄に多い】レギュラーサイズ:7cm
初めにご紹介するのがレギュラーサイズの紙巻きタバコです。レギュラーサイズの紙巻きタバコは1本あたりの長さが約7cmと紙巻きタバコの中で最も短い種類です。
レギュラーサイズの代表的な紙巻きタバコとして「ショートピース」や「ショートホープ」といった銘柄があります。
以前の日本で一般的に流通していた紙巻きタバコのサイズであったためレギュラーサイズと呼ばれており、高タール・ニコチンの渋めの銘柄が多いことが特徴です。
【現在は滅多に見ない】ロングサイズ:8cm
次にご紹介するのがロングサイズの紙巻きタバコです。ロングサイズの紙巻きタバコは1本あたりの長さが約8cmあります。
以前はロングサイズの紙巻きタバコの代表的な銘柄として「わかば」が有名でしたが、現在では廃盤になっているため最近は見かけなくなりました。
ロングサイズと呼ばれているのは前述した約7cmの紙巻きタバコがレギュラーサイズとして普及していた時代の名残が残っているためです。現在は、ロングサイズの銘柄のほとんどがキングサイズに変更されました。
【現在主流のサイズ①】キングサイズ:8.5cm
次にご紹介するのがキングサイズです。キングサイズの紙巻きタバコは1本あたりの長さが約8.5cmで現代の主流なサイズとなっています。
キングサイズは現在販売されている紙巻きタバコの中で人気が高く、製造量や販売個数共に最も多い種類です。代表的な紙巻きタバコの銘柄として「マールボロ」や「セブンスター」「キャメル」などが挙げられます。
キングサイズは現代の紙巻きタバコの主流であるショートタイプとロングタイプの2種類に分けた際にショートタイプに分類されます。
【現在主流のサイズ②】スーパーキングサイズ:10cm
最後にご紹介するのはスーパーキングサイズです。スーパーキングサイズの紙巻きタバコは今回ご紹介する紙巻きタバコの中で最も長く、1本あたりの長さが約10cmあり、現在広く流通しているサイズです。
現在ではスーパーキングサイズはショートタイプとロングタイプの2種類に分けた際にロングタイプに分類されています。
10cmの紙巻きタバコは「100’s」や「FSK(フィルタースーパーキング)」と表記されることが多く、どちらもロングタイプを意味しています。
紙巻きタバコのショートとロングの4つの違いを詳しく解説
現在販売中の主な紙巻きタバコはショートタイプとロングタイプに分類されますが、具体的にどんな違いがあるのでしょうか?
結論から言うと、ショートタイプとロングタイプの違いは以下の4点が挙げられます。紙巻きタバコ本体の長さだけでなくタバコ葉・煙の量やフィルターの長さ、吸いごたえまで異なります。
- ロングタイプの方がタバコ葉の量は多い
- ロングタイプの方がフィルターは長い
- ショートタイプの方が煙の量が多い
- ショートタイプの方が吸いごたえがある
ここではショートタイプとロングタイプの違いを4つピックアップして詳しくまとめているので、ショートタイプとロングタイプの違いが気になる方はぜひ参考にしてください。
違い①:ロングタイプの方がタバコ葉の量は多い
1つ目のショートタイプとロングタイプの違いは「タバコ葉の量」です。紙巻きタバコの長さが変わるとロングタイプのタバコ葉の量は多くなるため、タールやニコチンの内容量も増えます。
一見、タバコの葉が多いのでお得に感じるかもしれませんが、紙巻きタバコを吸っているうちに残りのタバコ葉にタールが染みて苦みや雑味が増すため、ロングタイプは風味が安定しないという声もあります。
そのため、安定した風味を味わいたい方は同じ銘柄のショートタイプを選ぶのがおすすめです。
違い②:ロングタイプの方がフィルターは長い
2つ目のショートタイプとロングタイプの違いは「フィルターの長さ」です。
ショートタイプとロングタイプのメビウスで実際に長さを測ってみると、ショートタイプと比べてロングタイプのフィルターは約0.3cm長いという結果が出ました。
フィルターは煙をろ過してタール・ニコチンの体内への流入量を減らして味をまろやかにする機能があるため、ロングタイプの紙巻きタバコは落ち着いた風味を楽しめるのが特徴です。
マイルドな風味が好きな方はロングタイプを試してみるといいでしょう。
タイプ | 全体の長さ | フィルターの長さ |
---|---|---|
ショートタイプ | 8.3cm | 3.1cm |
ロングタイプ | 9.3cm | 3.4cn |
違い③:ショートタイプの方が煙の量が多い
3つ目のショートタイプとロングタイプの違いは「煙の量」です。
ロングタイプに比べてショートタイプはフィルターが短く、タール・ニコチンの量をより多く感じられるためタバコの旨味をダイレクトに堪能できます。
ロングタイプは、フィルター部分に細かな切込みや穴をあけて空気を一緒に吸うことで煙の量を減らしてタバコの風味を軽くしているため、煙の量が少ないのです。濃厚な味わいを楽しみたい方はショートタイプを選ぶといいでしょう。
違い④:ショートタイプの方が吸いごたえがある
4つ目のショートタイプとロングタイプの違いは「吸いごたえ」です。
上記で「ショートタイプはフィルターが短く、煙量が多い」と説明しましたが、ショートタイプの紙巻きタバコの一番の特徴は重厚な風味です。そのため、特にタール量が多い重めの吸いごたえを求める方にショートタイプの紙巻きタバコはおすすめできます。
一方で味がきついという意見もあるので、ショートタイプの紙巻きタバコが苦手という方はライトな風味が特徴のロングタイプの紙巻きタバコを選ぶといいでしょう。
ショートタイプとロングタイプには値段の違いはない!
上記4点の違いがありながらもショートタイプとロングタイプには値段の違いはありません!
タバコの値段は税金が値段の半分以上を占めており、ショートタイプとロングタイプの間で税金を除いた原材料費の違いがわずかです。そのため、値段の差はないと考えられます。
ロングタイプとショートタイプの値段は変わらないので、まろやかな風味が好きな方はロングタイプ、苦みのある濃厚な風味が好きな方はショートタイプというふうに自分に合った紙巻きタバコを気軽に選んでみてください。
紙巻きタバコのショートタイプでおすすめの銘柄3選をご紹介
「ショートタイプは味がきつそう」という理由でショートタイプの紙巻きタバコを吸うのをためらっていませんか?
結論から言うと、ショートタイプでもタール・ニコチン量が低く、刺激が少なめで初心者でも吸いやすい銘柄はあります。
ここでは、ショートタイプの紙巻きタバコを初めて吸う方でも試しやすい銘柄を3つ選び、おすすめポイントや気になる値段、タール・ニコチン量、内容量も踏まえて詳しくご紹介していきます。
おすすめの銘柄①:ウィンストン・キャスター・ホワイト・3・ボックス
初めに、紙巻きタバコのショートタイプでおすすめしたい銘柄は「ウィンストン・キャスター・ホワイト・3・ボックス」です。
キャスター特有の優しい甘さとマイルドな吸い心地はそのままに、タール3mgのライトな味わいとバニラの風味を楽しめます。
ウィンストン・キャスター・ホワイト・3・ボックスはタール量が低めで吸いやすいため、ショートタイプの紙巻きタバコを初めて吸う方や、軽くて甘めのタバコが好きな方におすすめです。
ウィンストン・キャスター・ホワイト・3・ボックス | |
---|---|
値段(税込) | 540円 |
タール量 | 3mg |
ニコチン量 | 0.3mg |
入数 | 20本 |
おすすめの銘柄②:メビウス・エクストラライト
次に、紙巻きタバコのショートタイプでおすすめしたい銘柄は「メビウス・エクストラライト」です。
メビウスは日本でトップシェアを誇るブランドですが、今回ご紹介する銘柄はメビウス特有の深い味わいを残しながらもタール3mgで軽いのに吸いごたえがあると人気が高いものです。
メビウス・エクストラライトは比較的癖が無く吸いやすいため、ショートタイプ初心者の方でも無理無くタバコの味わいを楽しめるでしょう。
メビウス・エクストラライト | |
---|---|
値段(税込) | 580円 |
タール量 | 3mg |
ニコチン量 | 0.3mg |
入数 | 20本 |
おすすめの銘柄③:キャメル・クラフト・6・ボックス
最後に、紙巻きタバコのショートタイプでおすすめしたい銘柄は「キャメル・クラフト・6・ボックス」です。
タバコ葉の雑味が抑えられ、キャメル特有のナッツ風の香りを楽しめる銘柄です。また、タール6mgと先ほどご紹介した2種類の銘柄よりもピリッとした刺激があります。
タール・ニコチンの量が少なすぎると物足りないと感じる方や、コスパ良くタバコ感を楽しみたい方はキャメル・クラフト・6・ボックスをぜひ試してみてください。
キャメル・クラフト・6・ボックス | |
---|---|
値段(税込) | 430円 |
タール量 | 6mg |
ニコチン量 | 0.6mg |
入数 | 20本 |
紙巻きタバコのロングタイプでおすすめの銘柄3選をご紹介
紙巻きタバコのロングタイプは、ショートタイプと比べてまろやかな口当たりが特徴ですが、他にはどんな魅力があるのでしょうか?
結論から言うと、ロングタイプの紙巻きタバコはメンソール系の銘柄も多く揃っており、中にはカプセル入りの銘柄もあるなどバラエティー豊かなラインナップが魅力です。
ここでは、ロングタイプの紙巻きタバコ初心者の方でも試しやすい銘柄を3つピックアップしておすすめポイントや気になる値段、タール・ニコチン量、内容量について詳しくお伝えしていきます。
おすすめの銘柄①:キャメル・クラフト・1・100’s・ボックス
初めに、紙巻きタバコのロングタイプでおすすめしたい銘柄は「キャメル・クラフト・1・100’s・ボックス」です。
キャメル・クラフト・1・100’s・ボックスはクラフトシリーズの中でタール量が最も少ないレギュラー銘柄で、先ほどご紹介したショートタイプのキャメル・クラフト・6・ボックスと同様に、キャメルらしいナッツ風の香りを楽しめます。
そのため、お得にライトな味わいを試したい方はキャメル・クラフト・1・100’s・ボックスがおすすめです。
キャメル・クラフト・1・100’s・ボックス | |
---|---|
値段(税込) | 430円 |
タール量 | 1mg |
ニコチン量 | 0.1mg |
入数 | 20本 |
おすすめの銘柄②:ラッキーストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー・1・100’s
次に、紙巻きタバコのロングタイプでおすすめしたい銘柄は「ラッキーストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー・1・100’s」です。
そのままでも絶妙な清涼感と十分な吸いごたえを楽しめますが、味変としてフィルター内のカプセルを潰すと、清涼感と合わさってベリー風味がたちまち広がります。
お得にメンソールを吸ってみたいという方や、カプセル入りの紙巻きタバコが気になる方はラッキーストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー・1・100’sをぜひ試してみてください。
ラッキーストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー・1・100’s | |
---|---|
値段(税込) | 450円 |
タール量 | 1mg |
ニコチン量 | 0.1mg |
入数 | 20本 |
おすすめの銘柄③:マールボロ・メンソール・8・100’s・ボックス
最後に、紙巻きタバコのロングタイプでおすすめしたい銘柄は「マールボロ・メンソール・8・100’s・ボックス」です。
マールボロ特有のアメリカンブレンドのまろやかさとメンソールの爽快感が程よくマッチした味わいが特徴です。タール量はやや多めですが、メンソールが少しきつめの吸いごたえを和らげています。
タバコのコクと清涼感を同時に楽しみたいという方にマールボロ・メンソール・8・100’s・ボックスはおすすめです。
マールボロ・メンソール・8・100’s・ボックス | |
---|---|
値段(税込) | 600円 |
タール量 | 8mg |
ニコチン量 | 0.7mg |
入数 | 20本 |
紙巻きタバコのショートタイプやロングタイプに関するよくある疑問を解説
これまで紙巻きタバコの長さの種類やショートタイプとロングタイプの違い・おすすめの銘柄を詳しくお伝えしてきました。
とはいえ、本記事でご紹介した内容以外にも「ショートタイプとロングタイプについてもっと知りたい!」という方もいるのではないでしょうか?
まだまだショートタイプとロングタイプの違いについて知りたい方のために、ここでは紙巻きタバコのショートタイプとロングタイプについて特に多かった疑問を3つリストアップしてQ&A形式で解説していきます!
- 紙巻きタバコの長さによって喫煙時間も変わるの?
- 紙巻きタバコの長さはどこで判断できるの?
- 吸いごたえの強いショートタイプの方が体に悪い?
Q1.紙巻きタバコの長さによって喫煙時間も変わるの?
ロングタイプはショートタイプと比べて紙巻きタバコ本体が長いため、長く吸えるのではないかと考える方も多いでしょう。
結論から言うと、タバコ葉の量と紙巻きタバコの長さによってロングタイプはショートタイプより長く吸えます。
タバコ葉の量が多いと燃焼するのに時間がかかることや、紙巻きタバコのサイズが長いと燃えるのに時間がかることから、ロングタイプの方が紙巻きタバコを長く吸えるので、特に「1本を長く吸いたい」とコスパを求める方にロングタイプはおすすめです。
Q2.紙巻きタバコの長さはどこで判断できるの?
紙巻きタバコのサイズはどこを見たら見分けがつくのか疑問に思っている方もいると思います。
結論から言うと、ショートタイプとロングタイプの簡単な見分け方は2種類あります。
1つ目は、コンビニなどでショートタイプの箱と並んでいれば箱の大きい方がロングタイプです。2つ目は、紙巻きタバコのパッケージに「100’s」や「100」「100s」「FSK(フィルタースーパーキング)」と書いてあるものは全てロングタイプです。
Q3.吸いごたえの強いショートタイプの方が体に悪い?
ショートタイプの方が吸いごたえがあるため、ロングタイプと比べるとショートタイプの方が体に悪いと思っていませんか?
結論から言うと、ショートタイプとロングタイプの紙巻きタバコの中身は同じため、ショートタイプとロングタイプの身体への有害性はあまり変わりません。
また、ロングタイプは吸いやすく喫煙本数が増える傾向にあり、結果としてロングタイプの方が健康への影響が大きくなる場合があります。
紙巻きタバコの長さやサイズによる味わいなどの違いを解説まとめ
本記事では、紙巻きタバコの長さの種類やショートタイプとロングタイプの違いについて解説してきました。
また、ショートタイプとロングタイプのそれぞれのおすすめの銘柄をそれぞれ3種類ずつご紹介しましたが、今回ご紹介した銘柄の他にも沢山の種類があるのでいろいろ試してみるのも楽しいでしょう。
ショートタイプは「吸いごたえ」、ロングタイプは「マイルドさ」といったそれぞれの紙巻きタバコの魅力を知ったうえで、自分に合った紙巻きタバコのサイズ・銘柄を見つけてみてください!